とある魔術の禁書目録 20

10月18日。

ロシアより、第三次世界大戦の宣戦が布告された。

学園都市とロシアの激突は全世界を巻き込む大規模なものとなる。

この背景には『神の右席』最後の一人、フィアンマの政治的暗躍があった。

そんな世界大戦戦火の渦中で、奔走する者達がいた。

学園都市の高校生・上条当麻は、フィアンマによる霊装奪取の影響で昏睡状態になったインデックスを解き放つため。

最強の超能力者・一方通行(アクセラレータ)は、謎の存在『エイワス』出現による高負荷が掛かった打ち止め(ラストオーダー)を救うため。

元・暗部組織『アイテム』小間使い・浜面仕上は、能力促進剤『体晶』の乱用によって衰弱した滝壼理后を治療するため。

彼らは三者三様の想いを抱き、緊迫のロシアへと向かう!

そこで待ち受けていたものとは…。

科学と魔術が交差するとき、物語は始まる―。

遂に節目の２０巻

物語はロシアへ

～今巻の新キャラ～

ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人　右方のフィアンマ

１８巻にも出てきていたのですがここで紹介です

インデックスを奪いサーシャと上条さんの右手を狙う奴です

イギリスでクーデターを起こした魔術結社予備軍『新たなる光』の構成員　レッサー

こちらは１７巻に出てきていたのですがイラストが無かったので紹介

やたらと上条さんに色仕掛けで迫っています

エリザリーナ独立国同盟の名前の由来ともなった中心人物　エリザリーナ

偉い人です

～イラストコーナー～

上条さんとレッサー

レッサーは上条さんに色仕掛け使うけど上条さんには効かず

上条さんは年上のお姉さんタイプが好きやもんな

更に色仕掛けで迫るレッサー

羨ましい上条さん

遂に戦いが始まる・・・

そして各々動き出す・・・

～今巻の一方さん～

あっという間に追っ手倒す一方さん

列車の中で打ち止めを看病する一方さん

最悪の人物と出会ってしまう・・・

それは、妹達の番外固体（ミサカワースト）

一方さんは妹達を絶対に傷つけないと誓っていた。

しかし、打ち止めを守るために・・・

この戦いによって一方さんの精神が完全に折れてしまいます・・・

しかし、上条さんとの戦いで一方さんに芽生えた感情は・・・

一方さんは上条さんから貰った紙に「Index-Librorum-Prohibitorum」

この手がかりを元に動きます。

さて、三人の主人公達が動き出しました。

浜面、上条さん、一方さん。

そして今巻で一番悲しい方向になってしまったのは一方さん・・・

番外固体（ミサカワースト）との戦いによって再び黒い翼が出てきてしましました。

一方さんが偶然通りかかった上条さんを見つけ放った言葉は・・・

一方さん「・・・・・・オマエは妹達を全員救ったヒーローなンだろォが。一万人近くいるクローン達を、片っ端から助け出した、本物のヒーローなンだろォが」

一方さん「だったら、あのガキの命だって救ってやれよ！！何であのガキだけが、何も悪い事なンかしてねェのに、こンなに苦しめられなくちゃならねェンだよォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ！！！！！！」

一方さん「何でだよ！！何で誰もあのガキを助けてやらねェンだよ！！オマエはヒーローだろォが！あの『実験』を拳一つで止められたほどのヒーローなンだろォが！！だったら助けろよ！！他の誰にもできねェ事ができンなら、そいつをちょっとはあのガキにも向けてやれってンだよォ！！」

一方さん「俺みてェなクソッたれな悪党が今まで立ち上げっていた方がおかしかったンだよ！！どォ考えたって場違いだろォがよ！！ヒーローなンかなれる訳がねェだろ！！何をどォしたって、俺は血みどろの解決方法しか選べねェンだよ！！何で俺がこンな事をしなくちゃならなかったンだ！！オマエみてェなヒーローが駆けつけてくれたら、最初っからこンな間違いなンか起らなかったンだ！！あのガキだって、あンなに苦しむ事はなかったンだよォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ！！」

遂に一方さんの心の本音が出る・・・

これを聞いて上条さんは

上条さん「・・・・・・ヒーローなんか必要ねえだろ」

上条さん「俺みたいなただの無能力者が、そんな大層な人間に見えるのか？善人？悪人？ふざけるんじゃねえ。そんな位置に立ってなきゃ、誰も助けちゃいけないのか！！目の前で泣いてほしくない人が泣いてるんだ！助けてくれって一言を言う事もに、唇を噛んで耐えている人がいるんだ！！それだけで十分だろ！！立ち上がって良いだろ！！とくべるなポジションも理由もいらねえ！！それだけあれば、もう盾になるように立ち塞がったって構わえだろうがよ！！」

上条さん「お前が何を守りたくて、どんな風に傷ついてきたのかなんて詳しい事は知らない。でも、その子を守りたかったんなら胸を張って守れよ！！今この時、守りたいって思える事を誇りに思えよ！！お前の人生だろ、お前が決めろよ！！自分の手で守りたいんならそうすれば良いし、見捨てたいんなら全部持ち去ってやる。でも、おまえ自身は何をどうしたいんだよ！！本当にそれで良いのかよ！！大して知りもしない人間を勝手に持ち上げて、そいつに自分の一番大切なものを預けて、それで全部満足できんのかよ！！」

上条さん「お前が選べよ・・・・・・」

上条さん「このままお前の手で守り続けるのか、他人に全部預けて逃げるのか、それとも俺の手を借りて協力して欲しいのかよ！！」

上条さん「傲慢だろうが何だろうが、おまえ自身が胸を張れるものを自分で選んでみろよ！！」

一方さんと上条さんの違いは’諦めない心’

これを聞いて一方さんは変われるのか。

正直今回はかなり涙腺にきました。

一方さんが今まで築きあけてきたものが番外固体（ミサカワースト）の出現によって全てが崩壊してしまいました・・・

打ち止めを救い出し一方さんには悪にならず幸せになって欲しいです。

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